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米国Cambrios社との塗布型透明導電性インクの共同開発契約について

2009年01月14日

                     

チッソ株式会社(社長:岡田俊一、本社:東京都千代田区)は、Cambrios Technologies Corp.(社長、CEO:Dr. Michael Knapp、本社:米国カリフォルニア州サニーベール市)とTFT-LCDの製造に適した塗布型導電層を作製するための透明導電性インクを共同で開発することに合意し、契約しました。

 

透明導電性インクは、TFT-LCDをはじめとする薄型ディスプレイに使用されている酸化インジウムすず(ITO)電極の代替材料として注目されています。ナノ・レベルで精密に制御された細長い金属粒子(ナノワイヤー)を溶液中に分散させたインクであり、LCD製造において従来使用されてきた塗布装置の適用が可能です。

 

この契約に基づき、両社は透明導電性インクのTFT-LCDの製造プロセスへの適合化および製造プロセスの簡略化等を強力に進めてまいります。

 

この契約における役割分担として、Cambriosは、透明導電性インクの開発および製造を担当する一方、チッソは、インクに適用される種々の関連材料の開発、導電性インクの性能評価、顧客へのテクニカル・サポートを担当します。また本取り組みにおいて、チッソは、TFT-LCD分野における透明導電性インクの独占販売権を取得しました。

 

Cambriosは、すでにTFT-LCD以外の分野で、透明導電性インクおよび透明導電性フィルムの販売に関して、住友商事株式会社(社長:加藤 進、本社:東京都中央区)と協力して市場開発を推進しております。チッソは、TFT-LCD分野において、

住友商事と協力して市場開発を行ってまいります。

             

 

 

 

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