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熱応答性磁性ナノ粒子「サーマ・マックスUCSTシリーズ」を新発売

2007年06月18日

 チッソ株式会社(本社:東京都中央区、社長:岡田俊一)の関係会社である

マグナビート株式会社(本社:神戸市灘区、社長:大西徳幸)は、本年7月1日より

熱応答性磁性ナノ粒子「ThermaーMaxUCSTシリーズ」を新たに上市します。

 

ThermaーMaxは、生体物質の分離・精製・濃縮用途に開発された粒径がおよそ百ナノメートルの磁性ナノ粒子です。懸濁液の温度を変化させるだけで可逆的に分散、凝集させる機能と粒径が小さいことによって、短時間かつ高収率に抗体やタンパク質の精製を行えます。したがって、免疫診断や環境ホルモン検査、ゲノム創薬開発におけるタンパク質の少量多検体処理に幅広い応用が可能です。

 

今回、新しく販売する「ThermaーMaxUCSTシリーズ」は、冷却磁気分離タイプで、10℃以下への冷却により磁性ナノ粒子が凝集します。既に販売している加温磁気分離タイプでは成し得なかった、熱に対して影響を受けやすいバイオ実験に用いる際、低温条件で反応させることを可能にしました。

UCSTシリーズとして、

ビオチン(ビタミンH)や抗体に特異的に結合する生体物質を導入した

ThermaーMaxUSA Streptavidin」と「ThermaーMaxUPA Protein A

目的生体物質を表層に直接修飾できる

ThermaーMaxUC Carboxylic acid」ThermaーMaxUAm Amine」

を取り揃え、メーカーやタンパク質を解析する研究機関や大学を対象に、新たに販売してまいります。

 

ThermaーMax」は、これまで数々の賞を受賞した技術を具体化した製品ですが、2007年6月には「第21回先端技術大賞」特別賞を受賞することが決まりました。

なお、2007年6月の国際バイオEXPOに出展を予定しています。 

 

商品に関するお問い合わせ先 

マグナビート株式会社 診断材料部 TEL0436ー21ー5127

 

 

 

 

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