台湾に液晶ブレンドの生産拠点を建設
液晶の供給体制を拡充
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2005年12月08日
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チッソ株式会社 本社:東京都中央区、社長:岡田俊一(おかだ しゅんいち)は、拡大を続ける台湾LCD産業に対応するため、台湾において液晶のブレンド拠点の建設に着手しました。先月竣工した、チッソ韓国玄谷工場(京畿道平澤市)の配向膜、オーバーコートとあわせ、台湾、韓国、日本3カ国での液晶およびその関連材料の供給体制が揃うことになり、液晶のトータルソリューションメーカーとして顧客のニーズに応えてまいります。
チッソは今回、台南サイエンスパークに新工場を建設し、日本で生産する液晶単品を持ち込んで、地元ユーザーのニーズにマッチしたブレンド品を出荷する予定です。台湾では次世代パネル投資が本格化し、液晶需要はますます高まってくるものと思われます。これにともなってユーザーとのダイレクトアクセスを加速し、能力増強と需要家へのテクニカルサービスの向上、コスト競争力強化を目指して、現地拠点の確立に踏み切ったものです。台南液晶ブレンド工場の完成は、2006年9月を予定しております。
先に竣工した韓国工場は、すでに本格生産を開始し韓国の主要LCDメーカーへの配向膜およびオーバーコートの供給体制を整えつつあります。韓国工場と今回の台湾工場を合わせた総投資額は約50億円の予定です。今後は、台湾、韓国、日本におけるそれぞれの生産メリットを活かしつつ、アジアを拠点としたLCD産業の一層の発展に貢献してまいります。
以上
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