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被覆肥料「LPコート」生産設備を7,500T/Y増強

2005年10月24日
チッソ株式会社 本社:東京都中央区、社長:岡田俊一(おかだ しゅんいち)は、肥効調節型被覆尿素肥料「LPコート」の販売の伸びに対応するために、同生産設備の増設を決定しました。7,500T/Yの生産設備を戸畑工場に増設し、2005年12月の稼動開始を目指します。これによって、チッソ株式会社全体の被覆肥料生産能力が約20%増加、国内最大の42,500 T/Yとなり、より安定した製品供給が可能になります。

「LPコート」とは、肥効を持続させるために、粒状尿素の表面を天然物と樹脂などで特殊被覆加工した、粒径が2~4mmの白色球状の肥料です。特殊被覆により肥料成分の溶出速度が高度にコントロールされているので、『作業の省力化』『生産性の向上』『環境負荷の低減』などが図れます。

「LPコート」は作物の生育に幅広く対応するため、肥料成分溶出速度が異なる多数の銘柄をそろえています。代表銘柄として、施肥直後から溶出が始まるリニア(直線溶出)型8グレード(溶出期間:30日~270日)、施肥後ある一定期間の後に溶出が始まるシグモイド(時限溶出)型9グレード(抑制期間:30日~45日、溶出期間:80日~100日)、および「苗箱まかせ」4グレードや硝酸化抑制効果を持つジシアンジアミド(Dd)入り4グレードという特殊タイプもあります。

「苗箱まかせ」は、チッソ旭肥料株式会社(チッソ株式会社と旭化成ケミカルズ株式会社との合弁会社 本社:東京都文京区、社長:竹田博)だけが販売している商品で、水稲育苗箱に施肥するだけで、収穫まで本田追肥が一切不要であり、農家の労力削減に役立っています。作物に合わせた最小限の施肥は、省資源、環境保全にも最適な究極の省力施肥スタイルとして歓迎されており、これまでは東北地方を中心に展開されていましたが、グレード幅が広がったことにより、全国に需要が拡大しています。

チッソ株式会社は、最先端技術で顧客と環境に便利でやさしい商品の普及のために、一層の事業強化・拡大に取り組んでまいります。

以上


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