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2004年03月15日
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チッソ株式会社 本社:東京都中央区、社長:岡田俊一(おかだ しゅんいち)は、育苗培土にりん酸成分を含有させた、りん酸質肥料入り水稲用培土「商品名=苗箱りん田(た)」を開発し、チッソ旭肥料株式会社より販売を開始しました。
チッソ旭肥料株式会社からは、すでに育苗時に本田分の窒素および加里成分の施肥ができ、本田における収穫時までの追肥を省力化した水稲用肥料「商品名=苗箱まかせ」を販売し、東北地方を中心に普及が進み、好評を得ておりますが、りん酸成分が含まれていなかったため、本田へのりん酸質肥料の追肥が必要とされていました。
今般販売を開始した「苗箱りん田」は苗箱施肥用のりん酸肥料であるとともに、床土機能とを複合化させた従来にはない全く新しい分類の商品です。「苗箱りん田」と「苗箱まかせ」を育苗時に併用することにより、本田での追肥は全く不要となりますので、水稲農家の皆様の負担を大幅に軽減することが可能となります。(別紙図1)
当社は、世界で初めてカザレー式アンモニア合成法による硫安肥料の工業化を成功させ、また、被覆窒素肥料(商品名=LPコート)を日本で初めて肥料登録し、市場を創出、拡大するなど、日本の農業発展に貢献してまいりましたが、今後とも新しい製品を開発し、農家の皆様にお役に立つよう努力を続けてまいる所存です。
以上
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