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ポリプロピレン事業の再編について

2003年05月21日

ポリプロピレン事業の再編について



日本ポリケム株式会社
チッソ株式会社

          

 日本ポリケム株式会社(本社:東京都千代田区、社長:高下悦仁郎)とチッソ株式会社(本社:東京都中央区、社長:後藤舜吉)とは、両社のポリプロピレン(以下PPという)事業を統合し、統合新社を設立することで基本合意しておりましたが、本年10月1日をもって新社を設立することを内容とする契約を両社間で本日締結いたしました。

背景及び趣旨
日本ポリケム(株)は、鹿島、川崎及び水島の各工場にて合計673千トン/年の設備を有しPP樹脂の生産販売を行なっており、チッソ(株)は、100%子会社であるチッソ石油化学(株)五井製造所及びその子会社の四日市ポリプロ(有)において合計401千トン/年の設備を有しPP樹脂を生産し、販売を行なっております。
両社は、これまでそれぞれ独自に事業効率化、コスト削減等体質強化に努めてまいりましたが、PP事業をとりまく環境は、原料価格の高騰、海外品の流入や国内空洞化による市況の低迷など厳しい状況にあります。
さらに、2004年に向けての関税率の逓減、海外での超巨大PPメーカーの出現、アジア・中東地区における大型設備の新規稼働などにより、今後一層困難な環境に置かれることが予想され、国内各社とも国際競争力の強化が事業存続のための喫緊の課題となっております。
このような状況の下で、両社はPP事業の国際競争力を強化し、世界に存在感のある事業にするためには、生産、販売、物流、研究開発、管理のすべての部門において一社単独ではなしえないレベルの徹底した合理化が不可欠であるとの認識で一致し、今般両社のPP事業を統合し、共同で事業を営むための合弁会社設立に関する契約書に調印いたしました。
両社は、一致協力して統合効果の早期実現を図り、統合新社がより高い効率をもってさらに高い価値を生み出す、強い存在感のある会社として発展させてまいります。



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