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半導体ドライバーの後工程一貫生産体制完成
ISO14001も取得

2002年10月16日
チッソ株式会社(本社:東京都中央区、社長:後藤舜吉、以下チッソ)、サン・エレクトロニクス株式会社(本社:熊本県、社長:森 章、以下サンエレ)は、既にジェネシス・テクノロジー株式会社(本社:兵庫県、社長:三浦雄三)と協業体制での一貫体制を確立させており、今回、関東精工株式会社(本社:埼玉県、社長:白鳥徹男、以下KSK)とも、半導体部品におけるLCDドライバー後工程の一貫生産体制の構築を実現しました。

【新生産体制】
 新しい生産体制は、TCP半導体製品生産の後工程である金バンプ、ウェハーテスト、TAB組み立て、最終ユニットテストに至る工程を一貫生産管理できるもので、8月末から水俣市のサンエレ工場にてスタートさせました。これはKSK社のテスト部門をサンエレの組み立て工場内に誘致することによって可能となったものです。

【納期の短縮化を実現】
 従来LCDドライバーの後工程は、各工程がそれぞれ専門化されていたため、上記の各工程を担当する各社間のハンドリングが必要でした。そのため完成まで納期がかかることと、顧客の側では各社毎に発注管理が必要となっていました。
 この一貫体制を確立したことにより、納期が短縮されることはもとより、顧客の管理工数及び物流コストの削減につながります。

【ISO14001を取得】
 サンエレはバンプ工程において、ハンダに一般的に使用される有害な鉛を一切使用せず、顧客の要求品質に対応しています。また、この7月には既取得のISO9002に続きISO14001の認証を取得しました。ISO14001は地域住民や取引関係者など利害関係者も含めた環境への取り組みを要求されるもので、今後一層充実させていきます。

【チッソ株式会社の概要】
 ・創業 :1906年
 ・資本金:78億円
 ・売上高:1638億円(2001年度連結)
 ・従業員:1987人(主要グループ会社含む)
 総合化学会社として石油化学からエレクトロニクス、ニューマテリアルという最先端の分野まで幅広い事業を展開している。液晶は1973年から製造を開始し、世界をリードする製品を次々と送りだしてきた。また、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーなどの分野でも高い技術を有する。

【サン・エレクトロニクス株式会社の概要】
 ・創業 :1989年
 ・資本金:5千万円(チッソ100%出資)
 ・売上高:81億円
 ・従業員:300人
 チッソからの先端化学技術の移転・応用により、高品質・高密度実装のニーズに対応したTCP組み立てとウェハーのバンプ形成加工を行う。バンプでは金バンプのストレートタイプの他に2001年には鉛フリー半田バンプの技術も確立した。
液晶ディスプレイ時代を迎えた現在、最新鋭の組み立て・加工設備を有する実装ラインから生み出される最高水準の各種ファインピッチ製品は、内外のディスプレイメーカーから高い評価を得ており、さらにはTCPの次世代実装方式として期待されているCOF製品の量産体制も整えている。


【ジェネシス・テクノロジー株式会社の概要】
 ・創業 :1987年
 ・資本金:19億円((株)神戸製鋼所100%出資)
 ・売上高:150億円
 ・従業員:630人
 独立系テストハウスとしては国内最大級で、埼玉県、兵庫県、大分県に3つの拠点を有する。TCPの組み立てと半導体製造工程におけるほぼすべての検査が可能であり、テストプログラムの変換・作成といったソフトウェアサポート、不良解析や歩留まり向上支援など、半導体テストに関わるソリューションサービスを提供している。

【関東精工株式会社の概要】
 ・創業 :1962年
 ・資本金:4千万円
 ・売上高:54億円
 ・従業員:164人
 精密機械・板金部品加工から技術の発展を計り、基板実装、電子計測器製造事業のほか半導体ウェハーテスト、ファイナルテスト、TCP(COFを含む)テストなどの半導体関連業務を主として展開している。
 また、TCPの外観検査装置を開発中であり、さらなる技術の向上に取り組んでいる。



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