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当社孫会社元従業員による不正行為に係る調査結果に関するお知らせ

2014年05月23日
当社は、2014年4月18日付「当社孫会社元従業員による不正行為に関するお知らせ」で公表いたしましたとおり、当社孫会社であるJNCファイバーズ株式会社(以下、「当社孫会社」という。)の元従業員による不正行為に関し、調査委員会による事実関係の検証によってほぼ全容が解明され、調査委員会から調査結果の報告及び提言を受け、本日当社取締役会において再発防止に向けた取り組みについて決議致しましたので、下記のとおりお知らせいたします。

株主、取引先の皆様を始め関係者の皆様には、多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを、あらためて心より深くお詫びいたします。



1.不正行為の概要
 当社の子会社であるJNC株式会社(以下、「当社子会社」という。)及び当社孫会社において、当社孫会社守山工場に勤務していた当社孫会社元従業員(以下、「甲」という。)が、購買担当の立場を利用し、荷造り梱包材等の購入を甲が代表者を務める会社(以下、「乙」という。)に対して発注するように当社子会社及び当社孫会社に仕向け、架空の納品書を偽造して、自らが検収をすることにより、あたかも荷造り梱包材等が納品されたかのように装い、当社子会社及び当社孫会社をして乙に製品代金を振り込ませることで、これを詐取していたことが判明いたしました。
 調査の結果、当該不正行為は2004年11月から2014年1月にかけて行われ、その被害金額は303百万円であることが判明しました。

2.業績への影響
 当該不正行為による被害金額303百万円のうち、過年度に発生した被害金額については既に過年度連結決算等において費用計上されており、平成26年3月期決算につきましては56百万円を特別損失に計上しております。また、本件は、過年度連結計算書類に与える影響が限定的かつ軽微であることから、過年度連結計算書類の訂正は行わないことといたしました。

3.当社及び当社グループ会社における類似事象の有無
 当社及び当社グループ会社における類似事象の有無について検証を行いましたが、本件以外の類似の不正行為は発見されませんでした。

4.再発防止に向けた取り組み
 当社といたしましては、このような不正行為が発生したことを厳粛に受け止め、グループ経営上の課題として、調査委員会の提言項目(相互業務監査による牽制機能の確立、購買システムにおける統制機能の強化など)について具体的に改善を進めるとともに、管理者・従業員に遵法精神、規程類の重要性・遵守等の教育を徹底し、コンプライアンス意識の更なる向上を図るなど、全力をあげて再発防止に取り組んでまいります。


5.関係者の処分と経営責任
 今回の当社孫会社元従業員による不正行為の発生を厳粛に受け止め、その経営責任及び管理監督責任を明確にするため、社内規程に基づく厳正な社内処分を実施いたしました。

6.終わりに
 当社といたしまして、今回の不正行為により、株主、取引先の皆様を始め関係者の皆様に、多大なご迷惑とご心配をおかけする結果となりましたこと、重ねて深くお詫び申し上げます。
今後は、皆様からの信頼を取り戻すべく、経営陣とグループ全従業員が一丸となって再発防止に取り組み、会社の信頼回復に努めてまいりますので、何卒ご理解をいただき、今後ともご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

以上



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