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ファンクスター(ガラス長繊維強化熱可塑性樹脂)の米国展開について

2005年05月10日
チッソ株式会社 本社:東京都中央区、社長:岡田俊一(おかだ しゅんいち)は、チッソのガラス長繊維強化熱可塑性樹脂「ファンクスター」に関し、米国での製造及び販売を行なう会社を設立し、米国における事業を開始することに致しましたのでお知らせいたします。

ファンクスターは、チッソ独自の技術により開発された射出成形用ガラス長繊維強化熱可塑性樹脂で、優れた剛性と耐衝撃性を有し、従来のスタンパブルシートによる成形品と同等の性能が射出成形により可能となり、格段に生産性の向上が期待できる高機能性樹脂です。

当社はファンクスターの米国展開に先立ち、北米における多岐にわたる事業会社を統括し、管理部門の合理化、経営資源の最適配分及び新規事業の展開を加速することを目的とした新会社、North American Chisso Corp.を設立しました。さらにこの新会社の全額出資により、ガラス長繊維強化熱可塑性樹脂「ファンクスター」の北米展開を図るための製造販売会社 COMUSA LLC を設立し、チッソの繊維事業の提携先であるジョージア州FiberVisions社のコビントン工場内に新たに能力10千トンの生産設備を設置し、現地への供給体制を強化するとともに、デトロイトでの営業拠点設置により顧客へのサービスの向上を図り、北米の自動車産業などへの新たな事業展開を図って参ります。

チッソは、1994年のファンクスター発売以来、家電、工業部品及び自動車分野等の機能部品、大型構造用部材として幅広い用途展開を図っており、自動車用構造部材を中心に国内外に販売が拡大しています。今後国内はもとより、世界の自動車産業の中心である北米をはじめとしてヨーロッパ他の重要地域での積極的な事業展開により、ファンクスターの全世界に向けた供給体制を整えてまいります。

なお、ファンクスターの国内向け販売は、三菱化学グループと共同で運営している日本ポリプロ株式会社 本社:東京都港区、社長:村上永一(むらかみ えいいち)が実施しております。

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