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微生物検出用シート状培地「サニ太くん大腸菌群用」
一般生菌用につづきAOACより認証される

2005年01月06日
トピックス
チッソ株式会社の微生物検出用培地である「サニ太くん大腸菌群用」が、このたび米国AOAC研究所のパフォーマンス・テステッド・メソッド(PTM)の認証を得ました。

【サニ太くんとは】
「サニ太くん」は不織布を使用した、シート状の微生物検出用の商品です。微生物検査の標準法は寒天培地を用い、培地づくりから始まりますが、「サニ太くん」はそれ自体が培地となっており、培地の調製の手間がかからないことが大きな特長です。

また、シート状であるため多様な検査方法が可能です。例えば曲面とか溝状の部分なども、ふき取ることにより検査ができ、また、保管に場所をとらないこともシートである大きな利点です。

近年特に、微生物汚染度の自主検査の重要性がクローズアップされているところから、簡便に検査ができる商品として、食品加工工場を中心として広く普及しております。

厚生省監修の「食品衛生検査指針」最新版にも、微生物汚染度の自主検査に使用できる製品として、収載されております。

【AOACとは】
AOAC(Association of Analytical Community)は、1884年に米国食品医薬品局(FDA)が設立した団体で、我が国にも日本セクションがあります。世界の約90カ国5,000名の分析科学者が協力して、食品、医薬品、肥・飼料、化粧品等の分析法、微生物検出・同定法に関わる新技術の有効性を検証する機関です。

AOACの分析法の検証は極めて厳しいので、そこで有効と検証された分析法は、ほぼ自動的に米国内の公定法として採用されます。また、諸外国でも大部分がこれを公定法として採用しています。

【米国公定法と同等の性能】
チッソ株式会社の「サニ太くん大腸菌群用」が、AOACの付属機関であるAOAC研究所から、大腸菌群の検出性能が米国公定法FDA-BAM法と比較して同等であると認められ、正式に性能検査済み試験法(PTM: Performance Tested Methods)として認証されました。

これによって「サニ太くん大腸菌群用」は、2001年に同じようにAOAC研究所から認証された「サニ太くん一般生菌用」とともに、微生物検出の公定法として、世界中のユーザーに安心して使用をおすすめすることができる商品となりました。

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