共通ヘッダを読みとばす

液晶、電子部品、樹脂、繊維、食品・医療開発資材などで「情報社会」「環境」「暮らし」「産業」に貢献します。

お問い合わせ  サイトマップ  English


LCDドライバー実装技術(TCP)を韓国に技術供与

2003年07月01日

 チッソ株式会社(本社:東京都中央区、社長:岡田俊一)は、その子会社であるサン・エレクトロニクス株式会社(本社:熊本県、社長:森 章)を通じ、韓国、シーキューブ デジタル株式会社(Ccube Digital Corp.、本社:忠清北道 梧倉面 、社長:李 柄九、以下Ccubeという)に対し、LCDドライバー実装技術であるTCP(Tape Carrier Package)製造技術を供与するとともに、同社に資本参加を行うことで合意しました。今後両社は、ドライバー実装技術に止まらず、広範囲の協力関係を構築してまいります。

 サン・エレクトロニクスは、国内ドライバー組立専業メーカーとして、「卓越した技術力」、「技術に支えられた品質」、更に「技術に裏打ちされた低コスト」という方針のもとに、昨年の8月末にLCDドライバー後工程の一貫生産体制(バンプ形成ー組立ーテスト)を新しく構築し、TCP製品を、従来の納期よりも大幅に短縮することに成功しています。このため、国内の顧客には、短納期のみならず、発注・管理工数の削減および物流コストの削減につながり、好評を得ています。

 今回のCcubeでの新しい生産体制を加えることにより、チッソグループで長年培ってきた実装技術を活かした後工程一貫体制を、国内(水俣市)だけでなく、需要の増大する韓国に構築することとなり、日本国内のみならず、韓国、台湾の顧客への供給体制が整備されることになります。

 チッソは、今回Ccubeに供与するTCP製造技術以外に、狭ピッチに対応するCOF(Chip On Film)製造技術や、環境に優しい鉛フリー半田バンプ形成技術をも有しており、今後は、これら新技術の供与や日韓それぞれに整備される一貫生産体制を生かす形での業務提携ならびに次世代新技術に関しても両社で開発を進めて行くなど、協力関係を早期に構築していくために資本参加も併せて行なうことといたしました。



ニュースリリース一覧へ


このページの先頭へ